自動化
決まりきった仕事があります。毎朝同じ問い合わせ先を確認し、同じように仕分けし、同じような返信を下書きする。AIエージェントはその仕事をこなせますが、それは自社のWebサイト、Slack、メールにたどり着ける場合に限られます。Bloqueがその経路になります。エンドポイントは1つ、APIキーも1つ、管理者がすでに設定したすべてのMCPサーバーを利用できます。
自動化に必要なもの
無人で動くエージェントには「承認」ボタンを押してくれる人がいません。だからこそ、セットアップはシンプルである必要があります。
- 認証情報は1つ — スクリプトが持つのはBloqueのAPIキー1つだけで、サービスごとの個別トークンは不要です。実行マシンにそれ以外を保存する必要はありません。
- 届くツール — Hubに設定されたすべてのMCPサーバーが同じ接続から利用できます。Bloqueでサーバーを追加すれば、自動化は次回の実行から使えます。再デプロイも設定変更も不要です。
- 実行内容の記録 — すべてのツール呼び出しが ログ ページに残るため、誰も見ていない間にエージェントが何に触れたかを確認できます。
例:問い合わせフォームのトリアージ
inquiry-triageサンプルプロジェクト は、そのままコピーして自分用に調整できる、動作する自動化の一式です。
WordPressサイトの問い合わせフォームを処理します。実行のたびに次を行います。
- WordPress(Contact Form 7 + Flamingo)から未処理の新着送信を取得する
- 1件ずつ読み、それが何かを判断する — 実際の業務上の問い合わせ、求人応募、営業の売り込み、あるいは単なるノイズ
- 対応する — 本物の問い合わせはSlackチャンネルに投稿し、求人応募には返信メールを下書きし、判断がつかないものは管理者にSlack DMを送る
- 送信を処理済みにして、二重対応を防ぐ
関わるMCPサーバーはWordPress、Slack、Zoho Mailの3つですが、プロジェクト側はそのどれも知りません。サーバーはHubにあり、.mcp.json の全文はこれだけです。
{
"mcpServers": {
"bloque": {
"type": "http",
"url": "https://mcp.bloque.run/mcp",
"headers": {
"Authorization": "Bearer ${BLOQUE_API_KEY}"
}
}
}
}
どの問い合わせが重要か、どれくらい古ければ自動対応を見送るか、いつ人間に委ねるか — こうした判断基準は、プロジェクト内のClaude Codeスキルファイルに平易な文章で書かれています。ルールの変更はMarkdownファイルの編集だけで済みます。
ここで使うサーバーのうち2つには本ドキュメントにセットアップ手順があります: WordPress MCP と Slackアプリを作成する。
自分のスクリプトを接続する
MCPのHTTPトランスポートに対応していれば、同じ方法で接続できます。Claude Codeのプロジェクト、MCP SDKを使ったスクリプト、n8nやDifyのようなワークフローツールなどです。
URL: https://mcp.bloque.run/mcp
Authorization: Bearer <あなたのAPIキー>
キーはサイドバーの API Keys で作成し、コミットするファイルに直接書かず環境変数に入れてください。クライアントごとの設定は 接続リファレンス を参照してください。
スケジュール実行する
手動で正しく動くことを確認できたら、定期実行に切り替えます。
- cron — 常時起動しているマシンがあるなら、これが一番簡単です
- GitHub Actions — Claude Codeは自前のサーバーなしで スケジュール実行 できます
スケジュール実行する自動化には専用のAPIキーを発行してください。問題が起きたときは、そのキーだけを失効させれば、ほかはそのまま動き続けます。