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チーム展開

Bloqueを使うチームの多くは、似た形をしています。10〜50人規模、情報システム部門はなし、そして設定画面に抵抗がない人が1人 — 業務リーダー、総務担当、あるいは「なんとなく詳しい人」 — がツール周りを引き受けている。

その人がサーバーを一度だけ設定します。ほかのメンバーは、サーバーの設定に触れることも、社内の認証情報を受け渡すこともなく、ChatGPTやClaude Desktopから同じツール群を使えるようになります。

役割分担​

管理者各メンバー
MCPサーバー一度だけ追加・認証する設定しない
認証情報一度だけ入力し、暗号化して保管される見ることはない
APIキー発行し、失効させる受け取るだけで、自分では発行しない
必要な手間半日ほどURLとキーを貼り付けるだけ

1. 管理者がサーバーを設定する​

bloque.run でサインアップすると、Hubが自動的に作成されます。あとはチームに必要なサーバーを追加し、それぞれを認証します。

  • MCPサーバーを追加する — レジストリから、GitHubのURLから、または接続情報を手入力して
  • 認証 — OAuthでサインインするか、APIキーなどのシークレットを入力する

本来なら社内のPC1台ごとに繰り返す作業が、ここでは一度で済みます。認証情報は暗号化され、Hubごとに隔離され、実行時にのみ復号されます。メンバーのマシンに送られることはなく、メンバーが読み出すこともできません。

ほかのメンバーを巻き込む前に、プレイグラウンド(Starterプラン以上)でツールを試しておきましょう。「AIが動かない」という報告を5人から受けてから直すより、管理画面で直すほうがはるかに簡単です。

2. 管理者がチームを作成し、メンバーを招待する​

Teamプラン では、Hubの所有者が個人ではなくチームになるため、全メンバーが同じサーバーを利用できます。

  1. サイドバーの Teams を開き、チームを作成します。シート数を選び、請求は人数分を個別にではなくチーム単位でまとめて処理されます。
  2. 手順1で設定したHubをチームに移します。チーム設定の Hubs タブから既存のHubを移管できるので、設定済みの内容をそのまま引き継げます。
  3. Invitations タブからメールでメンバーを招待します。届いたリンクからサインアップまたはサインインすれば参加完了です。招待には有効期限があり、未承諾のものは取り消せます。

メンバーは member、ほかの管理者は owner として参加します。招待、メンバーの削除、チームのAPIキー管理ができるのはownerだけです。

3. 管理者がメンバーごとにキーを発行する​

チーム所有のHubでは、APIキーの発行はownerの役割です。メンバーは自分でキーを作成できません。ownerがチーム設定の API Keys タブで、キーの持ち主を選んでメンバーごとに(そして自分の分も)発行します。

これにより2つのことが同時に成り立ちます。チームのツールへのアクセスは、誰に渡すべきかを把握している人の手で意図的に付与されます。そのうえでキーは特定のメンバー1人に紐づくため、ツール呼び出しは「共有の誰か」ではなく、そのキーの持ち主として記録されます。同じタブには、チームのHubにあるすべてのキーが持ち主・Hub・最終使用日時とともに一覧表示され、ここから失効させられます。

キーが表示されるのは作成時の一度きりです。各メンバーへは個別に渡してください(DMやパスワードマネージャーで。共有ドキュメントは避けます)。

1人が持てるAPIキーの数はプランごとに上限があり、Teamプランではこの上限がメンバーごとに適用されます。PC用・スマートフォン用・自動化用といった具合に、同じメンバーへ複数のキーを発行できます。

Teamプランを使うほどではない場合

2〜3人であれば、チームを使わない方法もあります。管理者が自分のHubで人数分のキーを作成し、それぞれに持ち主の名前を付けて個別に渡すだけです。クライアント側の使い方は変わりません。ただし、キーの数がプランの上限に縛られること、すべてのキーが管理者のアカウントに属するため ログ では氏名やメールアドレスではなくキー名で人を見分けることになる点に注意してください。

4. 各メンバーがクライアントを接続する​

メンバーに必要なのは、エンドポイントのURLと管理者から渡されたキーの2つだけです。

URL: https://mcp.bloque.run/mcp
Authorization: Bearer <渡されたAPIキー>

最初の1回は、管理者が各メンバーのクライアント設定に付き添いましょう。

  • ChatGPT — カスタムアプリとして追加。開発者モードを有効にする必要があります
  • Claude Desktop — カスタムコネクターを使用(claude.aiでも同じ手順で利用可能)
  • Claude Code · Codex — コマンド1つ
  • 接続リファレンス — VS Code、Cursor、LM Studio、Dify、n8n

ChatGPTもClaude Desktopも難しい手順ではありませんが、どちらも技術者でなければ思いつかないステップが1つあります。初回は1人あたり15分を見込むか、2〜3人まとめて画面共有で進めるとよいでしょう。一度済ませてしまえば、裏側の構成を変えてもクライアント側はそのまま動き続けます。

5. 日々の運用​

あとからツールを追加する — 管理者がBloqueでサーバーを追加して認証します。メンバーは次にクライアントが再接続したときに新しいツールを使えるようになります。インストールも配布も不要です。

メンバーが増えたとき — 招待し、キーを発行して渡し、初回のクライアント設定を手伝います。ほかのメンバーとまったく同じツールから始められます。

メンバーが抜けるとき — チームの API Keys タブからそのメンバーのキーを失効させ、チームから外します。共有の認証情報を作り直す必要はなく、ほかのメンバーへの影響もありません。

うまく動かないとき — ログ を開き、Hub、メンバー、APIキー、サーバーで絞り込みます。スクリーンショットを送ってもらわなくても管理者が状況を確認でき、修正はプレイグラウンドで検証できます。

次のステップ​

  • 自動化 — 同じHubにスケジュール実行のエージェントを接続する
  • 共有Hub — 自分のBloqueアカウントを持つ人向けに、厳選したサーバーのセットを公開する
  • 実行境界 — MCPサーバーが実際にどこで動き、どこまで届くのか